2筆目: 「礼節重視」
相談をお受けした売買取引等に、その途中から当社が参加できる方向へ促しません。
- これは横取りしたりしてマナー違反にならないように心掛け、その結果中立・公平な助言ができると考えます。また、売却しなくても良いのに売却へ促す行為になったりすると利益相反行為にもなるからです。
(1)無理が生じる流れ
なぜ、顧客本位でできないか?いいえそんなことはありませんよ!と聞こえてきそうですが・・。それはノルマが必要以上(私の感想)にあるからです。どうしても企業主体→収益優先→営業担当者主体→顧客への負担・・。
ノルマ(語源を知ると更に過酷さが増します)、目標を達成させるため、また達成できないとどうなるか、を想像することで担当者は変貌しそこに無理が生じて、顧客本位から企業本位へと変わってしまいます。それは相手の言動を見れば本質が直ぐに判りますよね。
(2)本当に顧客本位・・
ではなぜ企業は顧客本位の方針を掲げても貫けないのか、それは、資本主義の辛い所ですね。利益を出さないと企業価値が疑われてしまうと考えてさせられているからではないでしょうか。
昔勤務していた当時の上場会社の社長が「会社は誰のためにあるのか」との問いかけに、「株主のためにある」(会社法の勉強なら100点)と話していたことを今でも思い出しショックを受けたのを覚えています。
(3)不動産業の社員は流動的
なぜなら、そこに社員やその家族その他の方々の存在が言葉になかったからです(相手の立場で考えると、利益を出す理由について株主のためを強調したかったのかもしれません)。
不動産会社はどこでも同じでしょうか。違うんです。それぞれ特徴があります。人も流動的です。直ぐ居なくなってしまいます。すると若すぎる方が中心となった構成人員になります。
(4)不動産、2つの特徴
不動産売買は色々な方との調整が必要になります。不動産は「物件の特徴」と「人の特徴(新築は別)」に大きく左右されます。借地底地の調整は最たるものではないでしょうか。
(5)目標
不得意分野の業者に売却をお願いしても無理だと判らないんですよね。仕方ありませんがお気の毒です。
目標はありますが、ノルマはありません。
「人と人との縁結びを」