売買目的でご相談をお受けしないのは、中立を心掛け不動産相談専門を旨としているからです。 借地・底地の相談等、個別の要望に対応できます。

借地について整理

1-2%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%ba%95%e5%9c%b0

6.旧法借地制度の気づきとお互いの温度差(話の整理)

(1)土地が返還されない

最大の問題は、正当事由と法定更新によって契約関係が更新されることで、借りたものは返すはずが半永久的に土地が返還されないかもしれないということでしょうか。

(2)土地利益の比重が借主に移転

元々は自分の土地なのに返還を求める場合、権利の金銭的補償として立退料を要求される場合があり、借地権自体が事実上半永久的に継続する権利となったことと、地価の継続的上昇と重なってその値上り益の大半が借主に帰属することになりました。

(3)具体的評価例

借地権価格は相続税路線価額評価上、住宅地では土地価格の6~7割、商業地では7~8割に達する事例もありました。元々地代授受のみのシンプルな内容と購入するより低い初期費用で居住を始めたところが、物価上昇があるものの今では土地価格の6~7割が自分のものへとなってしまったのです。

(4)地価上昇に見合う地代収入が得られない

仮に土地の返還は譲ったとして地代を確実に受け取ることができればまだ良いのですが、そうでないケースが多くありました。
戦後の高度経済成長のもとで地価が急上昇したのに、地代の値上げはそれに連動せず、地価の上昇を理由として地代の増額を要求しても、周辺の地代が上がっていないこと等を理由に、相当と思う地代を供託する対応もできてしまう。

(5)裁判をしても難しい

地代値上げの裁判をしても、裁判所は急激な地代の上昇を抑制すべきとの判断から貸主の主張を認めませんでした。結局、実際の支払賃料が低いままの状態を、一般的に「借り得部分」と言っています。

借地借家法第11条の地代等増減額請求権は、貸主からの増額と借主からの減額ができるとしていますが、貸主からの増額請求は実際には認められ難い状況にあります。このようなことから借主と貸主お互いの気持ちの温度差が難しそ・う・な問題へとなってしまいました。もっとシンプルに考えれば済むことなのに・・。

羊 土地賃貸借

7.これから~歩む道・・

(1)借地・底地は人間関係

いかがでしょうか。昔は良くして差しあげたのに・・というお話は面白いものでもどこへ行っても同じようなことを双方から聞きました。良好な関係や「お互い様」といった人情みたいなものが、世代が変わると経緯も曖昧になりそれぞれが、我を主張するようになってしまう傾向があります。

こう考えると借地底地は制度の問題と人間関係の問題でもあることに気づきませんか。

(2)次世代に先送り・・

今まで述べた流れから脈々と現在に至っており、今この時点でも、「この先は次世代がうまくやってくれるだろう」、「何もしないことが唯一の対策」と言わんばかりに結論は先送りの様相でしょうか。

まずはこれまでの一般的な流れを整理し、おおらかな時代から資本主義であるが故の地価上昇問題の時代へと流れ、法律が複合的に絡み合い、複雑な状態へとつながってしまったんです。皆さんもこんなつもりではなかったのにと思っていることでしょう・・。ある意味巻き込まれしまったような感じでしょうか。

(3)永遠の不動産ロード

日本国土が存在し続ければルールが変わらない限り、お手持ちの不動産も永遠に引き継がれます。だからこそ、この先は当初の原点を見つめ直し、お互い譲り合いの気持ちを持ちつつ、先程の「気づき」に少し目を向けてもよいかもしれないと思います。世代が変われば過去の経緯も曖昧になり、その分利害関係者も増え十人十色で更に・・この先は同じ話の繰り返しですね。

不動産が不健康(不健全)だと人も不健康になってしまいませんか。
人と不動産の健康社会を目指して・・。人と人との縁結びを。

1907(明治40)年未年発祥の、羊不動産・立会人事務所株式会社 でした。

きっかけは、このお問い合わせから 始まっています・・。 TEL 03-5926-7922 9:30~17:30(木・金は除く)※事前予約で木・金、時間外でも対応可※電話に直ぐ出られない場合もありますので、メールやFAXでも受付できます。

PAGETOP
Copyright © Hitsuji Real Property Observer Office Corporation. All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.